認証翻訳

認証翻訳・翻訳証明

「認証」翻訳とは?

ドイツの行政機関は、特定の種類の文書について、その翻訳に認証翻訳を要求しています。認証翻訳が求められる文書とは大抵の場合、戸籍抄本、各種成績証明書、婚姻要件具備証明書のような、戸籍役場、教育機関、裁判所の発行する公文書です。その一方でこうした文書には、ドイツで企業を設立する際に必要とされる、会社履歴・現在事項全部証明書(商業登記簿)、定款、委任状なども含まれます。

オーストリアとスイスにおける状況に関するコメント
オーストリアでも同様に、宣誓通訳翻訳士を登載した、ドイツと同等のディレクトリがあります。登載されるための条件はドイツより厳しくなっています。

  • 居住地がオーストリア国内にあること
  • 実務経験が2年以上あること
  • 管轄裁判所の認定機関の試験に合格していること

翻訳者と通訳者の区別はありません。すなわち、通訳の試験に合格しなければ、文書を翻訳して認証付きの書面にすることも許可されません。オーストリア一般宣誓・司法認定通訳士協会 ÖVGD(Österreichischer Verband der allgemein beeideten und gerichtlich zertifizierten Dolmetscher)の回答によれば、ドイツの認証翻訳は無効であり、オーストリアであらためて翻訳し直さなければなりません。しかしながら、オーストリアの官庁は、当該人物の唯一の居住地がドイツ国内にある場合は、例外としてドイツで認証された翻訳であっても受理します。

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